Thursday, March 23, 2006

Hideyo Noguchi

昨日は特にネタなし&やや忙しかったので,久しぶりにお休み.
まー,こっちに来るまでは日記なんて付けたことなかったし,そうそう書くネタなんてないっす.

とか言いつつ.
そういえばこの間,ウチのカミさんとその妹さんと友人とが僕のラボに遊びに来ました(夕方ね).その時にRockefeller内をちょこっと案内したのです.で,その時思ったこと.
この大学は1901年に"the Rockefeller Institute for Medical Research"として設立.もちろんRockefeller財閥のお金で.で,この研究所を一躍有名にしたのが何を隠そう野口英世なんですねー.へぇー.

野口英世と言えば黄熱病で有名ですね.もともと彼はペンシルバニア大学に助手として渡米.その後我がRockefeller研究所に1904年に転勤.ってことは設立後わずか3年目に研究所にやってきたと言うわけ.その後梅毒の解明(神経梅毒症)で一躍有名になり,positionも順調にアップ,正規メンバーにまでなったらしいですな.さらにはここでの業績が評価されノーベル医学賞の候補にもなったみたい.

その後は(ロックフェラーさんの意向で)黄熱病の研究の為に南米に渡ってワクチンを開発・・・ってこれ以上はいいけど,要するに偉大なる大先輩の日本人研究者が,100年以上も前にこの場所で研究していたと言うこと.ふ〜む,感慨深いものがありますな.

と言うわけでRockefeller大学の図書館には創設者のJohn D. Rockefellerと並んで野口英世の銅像が置いてあります.他には彼とその研究チーム(?)の写真とか.ふ〜ん.


最後に野口英世語録(wikiから).
○志を得ざれば再び此の地を踏まず
・・・・・すいません,早くも来年帰ります
○努力だ、勉強だ、それが天才だ。誰よりも、3倍、4倍、5倍勉強する者、それが天才だ。
・・・・・あぁ,究極の凡人です


おまけ.図書館から見たEast riverとRoosevelt islandとQueens Boro bridge.

2 comments:

Anonymous said...

野口英世語録をみて、ふと思う。
はるばる渡米してきてQOLを追求している私は一体・・・。

k1 said...

いいのです.
時代が違います,目的が違います,科が違います.
僕たちは僕たちなりにQOL向上を目指しつつ,研究生活にいそしんでいれば・・・って,時に遊びがメインになる日も(笑)