Thursday, May 17, 2007

Hell's Kitchenのインドネシアン

残り2ヶ月程となった我々のNY生活.
後わずかとなると,例の「世界制覇」もいよいよ追い込みとなるわけです(笑).白地図を眺めて見ると,どうしても南半球とかいわゆる第3世界が塗られていないわけで….というわけで今回はインドネシアに行ってきました(アルゼンチンと悩んだ).

お店は"Bali Nusa Indah".いかにもインドネシアンな名前.場所は9th ave.の45th-46th st.の間.ここはいわゆる"Hell's Kitchen"というエリアのまさに中心地なんですね.何が有名って,この界隈はレストランだらけ!ほんの数ブロックうろつくだけで世界中の料理が食べられるのでは,と思われるくらい.特に9th ave.のこの辺は,道路の両脇の店は「全て」がレストラン・バー・グロッサリーなどの食べ物屋さんですよ.これは面白い.てか圧巻.

そもそもHell's Kitchenはあまりいいエリアじゃなくて,1850年代から倉庫,工場,屠殺場,材木置き場などが並んでた場所.そこで働く労働者向けに安いレストランが集まってきたのが始まりとか.こういった労働者はアイルランド系が多く,カトリックvsプロテスタント,アイルランド系vs黒人などの抗争の舞台になったそう.もちろんギャングなどもこのエリアを中心に活躍してたそうです.あのミュージカルWest Side Storyのモチーフもここです.そういった訳で暫くは治安も悪く,家賃も安いエリアでしたが,ここ30年ほどで再開発が進み,劇的に安全で楽しいレストラン街へと変貌したそうです.もともとTimes Squareのシアター街に近い土地柄,舞台役者やゲイ(何故?)が多く住む町らしいです.

うんちくはその辺にしといて,肝心のレストラン.結論から言えば,本場らしいインドネシアレストランです.従業員というか経営者は(恐らく)中国系インドネシアン.内装はいたって質素でお店もそれほど広くありません.我々が頼んだのはRoti Cacai(インドカリーのディップとパンケーキ),牛肉のサテ(例の串焼き),鯛切り身のスパイシー醤油炒め,バクミゴレン(インドネシア風焼きそば).

いやいやどれも美味しいですよ.とっても日本人の口に合うし不思議とどこか懐かしい味.インドネシア料理ってタイ料理ともベトナム料理ともちょっと違って面白いですね.中華テイストも入ってるし日本の味付けに近いものもあるし.ふむふむ.お値段ももちろんリーズナブル.安心して行けます.

インドネシア料理,たまにはいいかも.

2 comments:

Anonymous said...

こんにちは。

ボクも、45~46丁目の8~9Aveあたりのレストランは安いところが多くて、お気に入りです。会社関係の接待ではちょっと使えないと思いましたが、友人や同僚と行くには最適ですね。

keichinさん達が行かれたところは知らなかったので、今度試してみたいです。

また、あと2ヶ月で帰国なんですね。残念です。最後にいろいろレストラン情報など発信してください。楽しみにしてます。

k1 said...

いやいや,ブログに書くネタが食べ物ばっかりでお恥ずかしいです.
Hell's Kitchenはお洒落なレストランやバーもありますが,リーズナブルなレストランも多いですよね.また行って見たいです.