Tuesday, May 29, 2007

Metropolitan Museum of Art

とってもとっても贅沢な話なんですが.あ,今日は長ーいです.


先週のことですが,Metに行ってきました.ご存知The Metropolitan Museum of Artの事です.何故今更か?いやもちろんNYに来た最初の頃に既に行ってきました.で,今回はなんと休館日に行ってきたのです.Metに勤務している友人のご好意で.

さてさて久しぶりのMet,やっぱりすげーわ,ここ.

最近の話題は,エントランス入って左手すぐのギャラリー,ギリシア・ローマ時代の美術展示エリアです."Mary and Mitchael Jaharis Gallery"と言うこの新装再オープンのギャラリーは,1880年当初からギリシア・ローマ美術の展示エリアだったらしいですが,途中カフェ兼ギャラリーやレストランなどに使われていた時期もあり,今年の4月に再オープンしたとのこと.これまで,ギリシア・ローマ美術は全所蔵物の3割程度しか展示できなかったそうですが,この新ギャラリーオープンで全体の5割程度を展示できるようになったそうです.ちょっと,一体どれほどのコレクション量?さて僕的にお気に入りはアグリッパの寝室.そうですあのアウグストゥス(オクタヴィアヌス)の片腕のアグリッパです.「ローマ人の物語」オタクの僕としては琴線ビンビン(笑)でした.ともかく新しくとっても綺麗なギャラリー,さすがに日頃は人気エリアで大混雑だそうです.

面白いのがこのギリシア時代のチャリオット.以前も展示されてたのですが,今回20年ぶりに再展示することになりあらためて検証したところ,なんと今までの組み立て方が間違ってたことが判明.まー研究が進んで新発見でもあったんでしょうね.でも確かに発掘品の再構築って難しそう.

次にウチのカミさんも好きなエジプト美術.Metのエジプトコレクションは大英美術館と並んで世界最高峰ではないでしょうか.中でも圧巻はエジプトから丸ごと運んできたTomb of Pernebと言う寺院.アスワンダム建設の際に,ダムに沈んでしまうことになる寺院(墓かな?)をエジプト政府から丸ごと買い取ったとのこと.この時実はワシントンのSmithsonian Museumと競合していたのですが,この遺跡全体を展示できるふさわしい美術館としてMetに決まったそうです.なぜならこの遺跡の展示の為だけに,現在収められてる別館自体を新築したから.まー規模が違います.
ところでこの日はこの別館,何故かパーティーの準備中.何でも休館日はたいてい貸し切りのパーティーの予約が入ってるそうです.先日も「日本アムウェイ」がパーティーしてたそうです.「幹事さん宴会場どこ?」「あー,夕方6時に古代エジプト寺院前集合」って感じか?(^^).ところでこの遺跡,近くで見ると落書きだらけ!しかもペイントじゃなくて石を彫ってる落書き."1820, John & Marry"みたいな.遺跡が古けりゃ落書きも古い(笑).



さてさてお次は例の屋上,Roof Garden Cafeへ.もちろん休館日だから人はほとんどいません.まさに貸し切り.いいですねー.ここは5月下旬からオープン予定だとか.展示されてるアートも所蔵しているモダンアートの中から毎年変わるんだそうです.お値段はちと高めですが,眺めもいいし何より気持ちがいいです.この日もCentral Parkの新緑が目に眩しくとっても清々しかったです.めちゃおすすめ.

そしていよいよヨーロッパ絵画へ.いつもは大人気のこのギャラリーも,この日ばかりは他に人がほとんどいないのでゆっくり落ち着いて見れます.もっとも友人をいつまでも束縛できないのでさらっと流した程度でしたが.ともかく普通に見学しただけでは知りえない裏話や解説がたくさん聞けて,ものすごく楽しかったですよ.ほとんど来館者がいない中でゆっくり見学できたMet,こんな贅沢な話はありません.本当にありがとうございました.莉帆も満足しております(^^;).

では最後に問題.ヨーロッパ絵画エリアに展示されてるこの宗教画.1300年頃作の聖母子像です.Duccio di Buoninsegnaと言う人らしい.実はこの絵画,Metが購入した最新のコレクションだそうですが,さて一体いくらでしょう?



答え.
なんと$46 million.50億円ですかーっ!
20数cm程のちっぽけな絵なんですけどねぇ….

2 comments:

Jun said...

 おお!!これは凄い!!
 ・・・なかなかできない贅沢だねぇ。
 羨ましいよ。

k1 said...

いやいや.
それにしてもコレクション量は半端じゃないです.特にローマ美術エリアはjun君も感激すると思うよ.特にアグリッパの寝室とか(笑).