Wednesday, May 03, 2006

ラティーノの存在感

昨日も今日もmice sacrifice.順調に終わりました.大量microscopic dissectionも,日本に帰るまでに終わるメドがついて一安心.目が疲れるけど.

もう2日も前のことで今更なんですが.
5月1日,アメリカの友達が焼き肉食べに行こう(毎週月曜日はカルビの日だそうだ)というので,east villageにある日本風焼き肉店に行ってきたわけです.4,5,6 lineの地下鉄で行ってAstor Placeで降りたのですが,びっくり!

← デモに遭遇してしまった.彼等はunion squareからbroadwayを南下してlower manhattanまでデモ行進したそうです.不法移民に対する規制法案に対する抗議ですね.
あぁそう言えば朝テレビで言ってたかも.午後から(仕事終わってから?)デモ・集会を企画しているって.それがこれかー.

で,その後ニュースサイトやテレビを見てさらにびっくり.この日は全米の大都市で,もっと大規模な集会があったとのこと.聞けばシカゴで30万人規模,ロスに至っては40万とか50万人にのぼったとか.すごいっスね.それに比べるとNYのこの日のデモは小規模でした.もしかするとQueensやBrooklynの方でもデモや集会があって分散していたからかも知れませんが,僕が見たデモはせいぜい1〜2万人規模だったみたい.それでもめちゃ間近で遭遇したからちょっとビビったけど.

ちらっと調べたのですが,全米にいる不法移民者数は1200万人にのぼるとか.これってすごい数字です.この日のデモに参加した人は全米でおよそ100万人.自分たちの存在感を示す為に"A day without immigrants"と題して,職場放棄を訴えたグループもいたそうな.このデモの主役はなんといってもラティーノ.全米で4000万人,13.4%を占めると言われてるのでもはやマイノリティーじゃない気もしますが(^^;).国境に近いカリフォルニアやテキサス,ニューメキシコ辺りにはもちろん多いのでしょうけど,なんといってもここNYにもめちゃ多い.このデモの参加者達もおそらくはカリビアン系やヒスパニック系がほとんど.

で,このラティーノ達の職業といえば掃除夫・ベビーシッター・ボーイ・配達・レジ打ち・ファーストフード店など,要するに白人がやりたがらない仕事をしてます.レストランでも顔の見えない裏方とか皿洗いとか.こういう人達が突然いなくなったら確かに大都市の機能は麻痺するでしょうな.何となく彼等の言い分も解るような(でももっと働けよって言いたくなるような).

もちろん不法じゃなくてちゃんとした移民もいっぱいいるとは思いますけど.

とにかく業の深い国ですよね,アメリカ.

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