Friday, September 15, 2006

1ヶ月前のこと その2

前回の続き.

硬膜外麻酔を入れた後は余り変化なく,知人が陣中見舞いに来てくれたり二人とも昼寝したりして,ちょっと余裕をかましていたらいつのまにか夕方に.Hudson river向こうに沈む夕日が綺麗と思ってみても,分娩になる気配もなし.う〜ん長い・・・.


それにしても硬膜外麻酔の威力はすごい!子宮収縮計を見ると結構なcontractionがそれなりに頻回に来てるのに本人は全然痛くないとのこと.もちろんcontractionが来る感覚は残ってるみたい.ここら辺,男には一生分からないトコロ(笑).痛くないのでちっとも体力の消耗がなく,めちゃ余裕の表情.そのうちYankeesのナイター見はじめたりして(^^;).

そうこうしてるうちに夜の9時.おもむろにやって来た当直のドクター(おばちゃん)が内診.なんと子宮口は既に全開大とのこと.それを聞いた看護婦一同「さぁ産むわよ!」(みたいなこと言った).
看護婦さん達はてきぱきと分娩セットを開けて準備を開始.ドクターもガウンに着替えて準備してます.あれよあれよと言ううちに分娩体勢に.あっというまでした.
実はポリクリをさぼってナマ分娩をみたことがない僕は(出張中に何故かカイザーを2件執刀したけど),我が子のこととはいえ立ち合うのはちょっと勘弁.
「外で待ってていいですか?」と聞くタイミングを狙っていたら,
「お父さんも片方の脚を抱えてあげてね」と看護婦さん(早口で).
予想もしなかったことを言われて+早口でイマイチ聞き取れなかったので,「へ?」という顔をして突っ立ってたら,
「早く右の脚を持って!」って怒られてしまった(笑).え”〜!

という訳で,そのままなし崩し的に分娩に立ち合うこととなりました(笑).おそるべし.旦那の意向と言うのは関係ないのね.

何度も言いますが,無痛分娩の威力は絶大.痛くないのでいきみを逃す必要もなく,分娩まで体力温存.おかげで全力でふんばることができるらしい.カミさんの場合は,いきみ始めてから40分くらい,4サイクルくらいのいきみで出産終了.めちゃ早かったです.そういえばTVを消すのを忘れた僕たちは,Yankeesの試合を見ながらの出産なのでした.Randy Johnsonが通算4500奪三振してたな・・・(笑).


ということで,出てきたのがこの子.産まれたのが10:29なので,入院してから19時間後でした.でもまぁ安産と言うんでしょうね.よかったです.

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